去る11月3日(土)、本年度の早稲田建築合同クラス会が開催されました。


理工展とペアレンツ・デーと同日の 14時からの「クロストーク・ブラワセダ」では、 西早稲田キャンパス周辺にまつわる江戸~昭和のエピソードが披露されました。

45ヘクタールに及ぶ巨大な大名屋敷・戸山荘は、学習院大学の渋谷葉子先生 に親しみやすく解説いただきました。

NHKの人気番組『ブラタモリ』チーフ ・ プロデューサーの尾関憲一さんには、番組の裏話や予想もしなかった反響の 大きさとその背景を豊富なエピソードで楽しく語っていただきました。


しかし、なんといっても穂積先生によるキャンパス誕生までのお話は圧巻でした。 特に故・安東勝男先生のキャンパス設計にかけた凄まじい気力・気迫は聞く人 を圧倒し、名調子の語り口に小学生から大先輩まで大絶賛でした。


会場外のロビーでは貴重な絵図や地図、写真による展示が行われ、クロストー クとあわせて戸山の今昔をお楽しみいただきました。

第2部の懇親会は昨年と同じ馬車道で開催。今年初頭に亡くなられた菊竹先生 を映像で偲んだあと、中川会長のご挨拶、村松前会長の御発声による乾杯でス タート。



支部の皆様からの貴重な美酒・珍味に舌鼓を打ちつつ旧交を温める談 笑で会場がさざめき、あっという間に時間が過ぎてゆきました。


会場には各研究室からの震災復興活動紹介のパネルが昨年に続き展示され、 今なお続く復興への道筋を力強くサポートする中川会長以下の皆様の活動に 見入る方が多くみられました。

同時に雑誌「日経アーキテクチュア」連載の建築 漫画を執筆中の宮沢洋氏(早稲田OB)が早稲田出身建築家を紹介する漫画 作品を特大パネルで11点展示し、氏の著作の展示即売も人気を集めました。 また、オリジナルで氏に作成いただいた西早稲田キャンパスの漫画作品(コピ ー)は来場者に無料配布され、好評を博しました。

最後に、苗62の石川修次さんにバトンをお渡しして、今年の合同クラス会を無 事に終えることができました。

合同クラス会は、会長・事務局の皆様をはじめとする関係者の皆様の多大で 温かいご支援あってのものです。本当にありがとうございました。
来年度のより盛大な開催を祈念しつつ、報告とさせていただきます。

                      *** 実行委員会 一同 ***             

  


◆今年度の早稲田建築合同クラス会の開催日が決まりました◆ 2012.7.12記


11月3日(土)の午後、例年どおり理工キャンパス(西早稲田キャンパス)にてシンポジウムと懇親会を実施します。

シンポジウムのテーマは、「(仮称)理工キャンパス街あるき」。

現在、合同クラス会実行委員会のメンバーが月に2回集まって企画を練り上げているところです。
詳細については今後メルマガや稲門建築会ホームページで随時ご案内していきますのでご覧ください。

馬場・戸山・戸塚に通ったという唯一の共通点を持つ同窓生が母校に集まるせっかくの機会。
懐かしいこの場所とその周辺についてのお話を聴き、それにまつわる資料をご覧いただきながら、楽しい時間を過ごしましょう。




合同クラス会実行委員長 横山大造(苗S61/院S63)
(写真2点とも:新宿歴史博物館蔵)