早稲田建築合同クラス会2014のご報告

「早稲田建築合同クラス会2014」が1018()に開催されました。

ご来場いただきました方々、チケット購入にご尽力いただいた方々、準備の段階からご協力いただいた稲門建築会事務局の皆様のお陰で盛大に催す事が出来ました。心よりお礼申し上げます。

当日は晴天に恵まれ第一部より沢山の方々にお越しいただきました。

第一部は科学技術ジャーナリストの赤池学先生と7月に明治村の館長に就任された中川武先生を迎え「五十年の可能性を考える」という大きなテーマで講演とパネルディスカッションを行いました。

 

講演に先立ち、東日本大震災で発生した津波の流木からつくられた「TUNAMIヴァイオリン」のソロを早稲田フィルハーモニー管弦楽団に演奏していただきました。

 

赤池氏の講演は「ランドシャフトから考える社会デザイン」というタイトルで、これからの社会づくりにおいては機能や効率のみならず社会的な公益としての品質、そして人間の感性の必要性をお話いただきました。

中川先生には「建築における前アジア的古代性の現代的意義」というタイトルでアンコールワットの2つの中心軸やバイヨン寺院や原始建築をとおして、原始から人間が本来持っている力の大切さについてお話しいただきました。


 
 

パネルディスカッションは、赤池先生と中川先生に、幹事年早苗63の上田氏と小西氏がコーディネーターとして加わり「2020年の先を見据えた社会デザイン」というテーマで行いました。

お二方のそれぞれの立場から取り組まれている事例をもとに、次代の社会デザインにおける建築の役割についてのお話が伺えました。

今回の講演は、五十年という時間に思いを馳せつつ、これからの社会づくりと建築を考えるというものでした。ご来場者から多くの好評を頂戴し、村松稲門建築会前会長からはこれからの建築、建築業界にとって大事なキーワードをいっぱい伺えたとご評価いただきました。 

 

そして最後に早稲田フィルハーモニー管弦楽団のカルテットで「TSUNAMIヴァイオリン」を演奏いただいて第一部を締めくくりました。

 

 

第二部の懇親会では2013年日本建築学会賞教育賞(教育貢献)を受賞した「けんちく体操」に、考案者である米山氏(早苗63)の案内のもとチャレンジしました。大隈講堂、東京タワー、世界平和記念聖堂、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、大学セミナーハウス、東光園。「五十年に思いを馳せる」早稲田建築の数々を、身体表現しながら巡りました。またそれぞれ本年度の主将、部長を建築学科4年生が勤める早大応援部(リーダー+チアリーダー)、早大グリークラブのコラボレーションによる校歌・紺碧の空の斉唱を行いました。当日は東京六大学野球の第一試合(慶明1回戦)が延長戦になり、第二試合(早立1回戦)は開始・終了共に遅れたために予定していたリーダーが代役となるというハプニングもありましたが、最後は試合終了後に駆けつけた応援部主将のエールにより懇親会を締めていただきました。

 


 




 


 

160名以上の方にお集まりいただき活気ある合同クラス会となりました。

誠にありがとうございました。

―早稲田建築合同クラス会 実行委員会一同―

早稲田建築合同クラス会2014のご案内

― 早稲田建築合同クラス会2014 実行委員会一同

講演会・演奏会 開催日:2014年10月18日(土)

第1部 講演会 

時間:14:00~16:00 (開場 13:30)
場所:理工キャンパス 57号館 201号教室
参加費:無料


講演 「五十年の可能性を考える」

赤池学(ユニバーサルデザイン総合研究所) 「ランドシャフトから考える社会デザイン」
中川武(早稲田大学理工学術院教授)     「建築における前アジア的古代性の現代的意義」

パネルディスカッション
赤池学×中川武

コーディネーター:上田康裕(苗63)、小西恵(苗63)

今年の講演会では、社会システムデザインのシンクタンクを経営され、日テレ「世界一受けたい授業」の科学の先生として出演されている科学技術ジャーナリストの赤池 学先生と、我らが母校の中川 武先生をお招きし、建築の「外」と「内」からこれからの社会づくりと建築を考えます。

2020年にふたたび東京オリンピックが開催されることになった今、これからの社会の「夢」をデザインする建築にもとめられることを考えます。

チャリティ演奏
TSUNAMIヴァイオリン
演奏:早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団 OB&OG

東日本大震災で発生した津波の流木からつくられたヴァイオリンです。このヴァイオリンが演奏家の手から手へ受け渡されていく過程で、東北の故郷の記憶や想い出を音色として語り継いでいきながら日本全体のつながりが強くなっていくことを願うプロジェクトです。

一部では
ヴァイオリンとビオラを一挺ずつ財団法人Classic for Japanからお借りし早稲田フィルメンバーに講演会の最初と最後にソロとカルテットを演奏していただきます。


第2部 懇親会

時間:16:30~18:30
場所:レストラン「馬車道」(理工キャンパス 63号館 1F)
参加費:5,000円/チケット
学生無料、上記チケットにてご家族同伴無料

【振込先】
三井住友銀行 高田馬場支店 店番号273
普通 口座番号 4795897  
早稲田建築合同クラス会2014 実行委員長 北園徹

懇親会:
「五十年に思いを馳せる」

けんちく体操

チームけんちく体操 (米山勇(苗63)、高橋英久、田中元子、大西正紀)

「けんちく体操」とは、建物の形を身体で表現するものです。と聞くと、小学校の頃やった組み体操のようなものか、と簡単に考えてしまいますが2013年日本建築学会賞教育賞(教育貢献)を受賞した奥の深い体操です。

是非ご体験いただき「建築」を体感してください。



校歌・紺碧の空 斉唱
早大応援部(リーダー+チアリーダーズ)+早大グリークラブ
応援部 代表委員 主将   仁熊佑太(建築学科4年)
グリークラブ 第107代部長  瀧本晃裕(建築学科4年)

今年度は早大応援部、グリークラブともに主将、部長を建築学科の4年生がつとめます。迫力ある校歌・紺碧の空をお楽しみ下さい。


お問い合わせ:waseda2014arch@gmail.com 山口利美(苗63)

― 早稲田建築合同クラス会2014 実行委員会一同 ―

****2014年実行委員会のようす****