早稲田建築合同クラス会2015のご案内



2015年 11月 13日
ありがとうございました、大盛況でした。

集合

現役の学部1年生から大先輩まで、200名以上(集計中)の方々に楽しんで頂くことができました。
まずは第一報のご報告まで。様子は以下に順にアップしていきます。(この記事はしばらくの間トップに固定されます。)



2015年 11月 09日
11/7 合同クラス会の一日(開場設営編)

準備開始

お昼、準備のミーティングスタートです。
この日25年ぶりに再会した同期も、昨日打ち合わせしたかのように、サッと準備をはじめます。

この時点で、内藤邸見学会は、既にスタートしています。

原画展準備

まずは原画展の細かな作業、会場レイアウトから運営の配慮まで、馬力と技は衰えない河本君。
ポスターを整えているのは山口(田村)さん。

青山氏準備

青山君、絵描き本人が頑張ります。鈴木君は昨夏以来の登場ですが、呼吸バッチリです。

手袋作業

白手袋で気を使いながらの作業は野々瀬君、企画時点からの頑張りがようやく実る時です。
原画に合った品のいいベージュ色のマット紙は、河本君が部下を・・・会社大丈夫か(笑)

原画ビニール

大手の監督クラスがキッチリ施工します。

重村・塩谷

「当日の朝、無理な工程表渡されて、時間までにキッチリ納めろって、設計屋は・・・笑」
重村君と塩谷君。

額縁作業

細かな作業も人数がいればはかどります。

島作り

原画展は直列、懇親会はアイランドです。女性陣も安斉会計も、どんどん並べて行きます。
このランダムな感じ、デコンのバラバラ系平面みたいですね。

島作り_竹鼻

竹鼻君の繊細さが気持ち良い会場をつくります。
奥は、三浦、安斉、松下の「縁の下3人組

秋岡ボス

会場づくりのボスは秋岡君、物だけでなく事の筋もキッチリ通します。

受付嬢

受付女性陣、心得たもので、しっかりカメラ目線の長田、品部(徳久)中川さん。

ポスター貼り

お出迎えのポスターは、女性陣が丁寧に貼り込みます。

榊

榊君、ピンぼけご容赦、あふれんばかりの笑顔に掲載です。



2015年 11月 07日
■合同クラス会2015 が11/7に開催されます。

今年のクラス会は、講演会と懇親会に加えて、新たな試みとして、原画展と見学会、ライブ演奏 と大鍋料理を盛り込み、イベントの楽しみを倍増させました。

11/7(土)「建築展・理工展」と同日開催です!
学生の建築展企画や学科主催の製図作品展示などもご覧いただけます。

○場所:早稲田大学西早稲田(理工)キャンパス(東京都新宿区大久保3-4-1)
○日時:2015年11月7日(土)午後

『いま、ユートピアを考える一日』をテーマに、現代の根底から変わりつつある社会に対して、 早稲田が育んできた「フロンティアの気概」と実現を目指す「ユートピアの力」をキーワードと して、この先を展望する一日です。

フライヤーは 【こちらからダウンロード】できます

フライヤー



2015年 11月 04日
■世紀の節目と「ユートピアの力」

今年のクラス会では、ユートピアをキーワードとしています。

なぜ、今、ユートピアなのでしょうか。

早稲田建築の特長としてよく上げられるのは、官の大学に比して、自由であり、批評性に 富み、在野で独自の表現活動を行うことでしょう。そうした中で、今回は、早稲田建築の ユートピア志向に注目してみたいと思います。

私はかつて菊竹清訓氏に、「菊竹先生は、なぜ東大の建築家に混じって、メタボリズムの 活動をされたのですか。天下国家を掲げグランドヴィジョンを描くという態度は、東大特 有のものであり、早稲田には馴染まないのではないではないですか」と伺ったことがあります。

菊竹氏は次のようにお答えになりました。

「いや、私が学生の頃の1950年代の早稲田の建築学科には、これから新しい社会を作るの だという意欲に満ちた先生方がたくさんおられました。戦前・戦中の大陸で試みに挫折し たのち、帰国され、これからは新しい日本の社会を皆で作ろうとされていました」。

吉阪先生に代表されるように、地域で街づくりに関わり、地域共同体の夢の実現に取り組 まれた諸先輩が沢山いらっしゃいます。

これらを一種のユートピア思想だと捉えました。

ユートピア的思想は、プラトンの『国家』にまでさかのぼることが出来ますが、近代にお いては、モリスやコルビュジエといった、モダニズムを主導した建築家の理念のベースでした。
その一部は、早稲田建築にも流れ込み、独自の展開を見せてきました。

ユートピアとは、現実ではない理想郷だと言われます。ユートピアを目指すには、現実的 な側面にある程度目をつぶる必要がある。もしくは、現実的な合理主義者には、描けない ものだといえるでしょう。打算のない構想と言い換えられるかもしれません。
一方、現在では早稲田建築特有のロマンチシズムが、せちがらい世の中に馴染めないでい るのかもしれません。

そして早稲田建築の特長として、損得を勘定に入れない熱狂というものがあります。あの、 異様なまでにエネルギーをかける卒業設計は何なのでしょうか。決してスマートではない ものの、建築や都市に対する根拠のない信頼を持って、作業に没頭する。
そうした早稲田建築の多くの人材が、目立たなくとも日本の建築界を支え続けているので はないかという希望があります。

今回の講演会・シンポジウムでは、第一部では、まず私たちが卒業してからの4半世紀が どのような時代であったのかを、私たちの世代の目を通して検証します。
そして第二部では、早稲田建築の系譜の特性を振り返り、私たちの強みと弱みを理解する ことにより、今後の可能性を見出したいと思います。

ユートピアの語源は、トマス・モアの空想小説『ユートピア』にあるとされ、実は今年は モアがその構想を始めたとされる年から、ちょうど400年の節目の年に当たります。
近代の予兆が感じられた当時のイギリスの社会状況に対し、トマス・モアが警告を発した ように、早稲田建築はこの困難な時代において、未来を照らす役割を果たせるのか。 みなさんと一緒に考えたいと思います。

今村創平

2015年 11月 03日
大阪×早稲田建築

合同クラス会の幹事年は、ほぼ1年間、稲門建築会の理事会などに出席し、企画内容の進捗など を説明しています。

その中の支部長会議で、重村力さんから「関西は面白いんだよ、是非」とのお誘いと、今回 の講演者の倉方さんからも「新風を感じさせるトークセッションがあるから」のお誘いを受けました。

何となく感じていた関東関西の温度差もあって、これは表敬訪問をと足を運びました。

会場では、お時間をいただき、フライヤーを配布、告知させて頂きました。

トークの内容は、関西の伝統と地域性の中でインキュベートされる早稲田、早稲田建築の奥 行きに触れるものでした。つづきを是非、今回の合同クラス会2015でと思います。

一朝一夕には難しいかもしれませんが、関東と関西の交流、文字通りの合同クラス会が実現 出来ればという思いを深くし、何らかの形で継承をとの意を強くした一夜でした。

近畿支部交流の夕べ会場

登壇者は、芦澤竜一×白井宏昌×川嶋貫介×光嶋裕介+倉方さん。会場は、伝統の厚みを感じさせる大阪倶楽部でした。

近畿支部交流の夕べ案内



2015年 10月 30日
懇親会場とメニュー

懇親会の会場は、恒例となってきた63号館の1階です。
今年は、学生食堂の馬車道が撤退し、飲食も自主企画です。

懇親会メニュー

OBの皆さんには、この時期「温かい物を」との想いから、 学内調整などの協力をいただき、 ピロティを使用して、出来立ての料理をお出しできる事になりました。

メニューも「同じ釜」をテーマに、 「パエリア」と「芋煮」を中心に学生さん用に、揚げたての「唐揚」や「ポテト」も準備しています。

レイアウトは、左から原画展、会場、ピロティ活用の+スペースです。
63号館の計画を活かした開放感のあるプランです。

作図は、清水の河本君のベースに、パシコンの秋岡君がブラシュアップしています。
ケータリングや食材は、竹中の松下君の独壇場です。
【写真はイメージです。】



2015年 10月 25日
■ジャーナリストを 夢見た銀座のママに会ってきました。

白坂亜紀

講演会、第一部の講演者、白坂亜紀さんと打合せを重ねています。

白坂さんは、わたしたちと同期で、平成元年に早稲田大学文学部を卒業、銀座の夜の世界 で頑張って来られたユニークなプロフィールの方です。

現在は、銀座で何店舗かのクラブをもちながら、銀座屋上での農作業や銀座ミツバチプロ ジェクト、銀座里山計画などに関わり、巾広い視点をもちながら、今日の日本の閉塞感を共有しています。

特に、今日的な課題に対する解決の道筋を、日本的な感性や思想に求め、活動されているように感じました。

語り口は柔らかくも、今日的な課題に対する眼差しは鋭く、利益を求める余り忘れられた “買手よし、売手よし、世間よし”の商いの精神(最近ではwin winなどと言うのでしょうか) や、男女の役割をはき違えた無理のある平等主義、自分の国を誇れない教育を憂うなど幅広い持論を展開。

“失われた30年”で失ったものはお金だけではなく、こころも一緒になくしてしまったよ う。。と言われたのが印象的でした。

かつての校風が薄れ、ただの進学難関校に甘んじているわが母校にも手厳しく、何もしない・ 欲しくないことが“エコ”で格好いいという若い世代の感覚が、なんと銀座の女性にも蔓延し ているなどには、かなりびっくりしました。

また、世の浮沈みや数々の経営トップたちを、銀座のクラブという舞台で見つめてきた経営者ならではのものを感じました。

みずから、銀座のクラブをストレートに“男を磨く場所”としつつも、情報や人を各企業 と結び付ける“インキュベーター”として、また江戸に端を発する粋の文化を今に継承し つつ世界でここにしかない街、と分析する姿勢は、学生時代にはジャーナリストを本気で 志したこともあるという気概からでしょうか。

また、「子供を産む」ということを早々に決めていたとのことや、わたしたちの世代は女 性も男性と同じように仕事を持ち、キャリアを積むことに新しい価値を見いだしていた人 が多かった中、「男性と同じように」ではなく、「それぞれができることを分担する」と、 とらえていることなどに、女性として横顔をかいまみることもできました。

ジャーナリストへの夢は巾広い活動として、別のかたちで実ったのかもしれません。この辺りは、懇親会で・・・



2015年 10月 17日
■JAZZのライブ演奏/懇親会

「イントロ」は、 高田馬場駅前の早稲田通に沿った雑居ビルの地下にある小さなJAZZスポットです。
日野皓正なども出入りしている知る人ぞ知る、今年40周年を迎えた名店です。

懇親会のライブ演奏は、 「イントロ」からの出演、協力もある厚みのあるものになります。
当日のライブは、「イントロ」の他、「元聖飢魔IIドラマー・ジャギ古川」と「建築学科OB」によるコラボです。

JAZZ_1

「イントロ」は、私たちの代にとっては、少なからぬ縁のある場所、 徹夜の3年課題提出後に数人で訪れたり、 同期の某社学教員は奥さんとの出会いの場所であったりもします。

40周年の記念誌には、秋岡君も寄稿しています。

本格的な音楽も楽しみにして、お越しいただければと思います。



2015年 10月 14日
■世界遺産と昭和を描く

原画展作品のリクエストを戴いています。画像リストは展示予定作品の一部です。
青山君の精緻な描き込みは学生時代から、リストの様な作品以外にも、創作絵本で独自の世界を展開しています。

世界遺産と昭和を描く



2015年 10月 13日
■内藤多仲邸について

内藤多仲邸 見学に際して、ぜひお目通しください。
DOCOMOMOへ推薦された際の内容です。

名称(竣工時)内藤多仲邸(現)内藤多仲博士記念館
設計者木子七郎(設計)・今井兼次(設計協力)・内藤多仲(構造設計)
竣工年1926年建物用途住宅

この住宅は、耐震構造の父とも呼ばれる構造設計者・内藤多仲氏の自邸です。
地震国の日本において、彼の耐震壁理論が、建築の近代化にとって非常に重要な役割を果たしたことは周知のとおりです。

さらには、東京タワーを始めとした、日本各地に残るタワーの存在は、近年メディア等で も取り上げられる機会がおおく、彼の歴史的再評価が始まりつつあります。

内藤多仲邸は、構造設計者の自邸として、構造的な実験住宅の側面をもつ住宅です。
自邸において、彼は、日本においてこれまで例のなかった「壁式コンクリート造」を採用しております。
当時の設計資料からは、設計者による打設の工程図や、度重なる配筋検査の記録などが確認 されており、これら記録からも、前例の無い革新的な取り組みであったことを伺わせます。

さらに、本住宅において最も重要な点は、構造主義への偏重ではなく、意匠性と、住空間 としての機能性を併せ持つことにあると考えます。

構造的な実験を、生活に強いるのではなく、あくまでも住空間としての豊かさを感じさせるものです。

本建築が建設された1926年という、大正から昭和への移行期における住宅として、日本建 築における多面的な近代化過程を知る重要な建築です。(本橋 仁/建築学科助手)



2015年 10月 13日
■見学会メール配信

見学会案内 本日見学会のご案内が稲門事務局より配信されています。
内藤邸見学会打合せの記事はこちらです。
人気の見学会、今回は地方の方にもご参加頂ける様に枠を設けています。
ぜひ早稲田祭、事業委員会のアーカイブスなどの企画と合わせてご参加ください。

※クラス会の翌日には『ライブラリー公開懇談会 象設計集団 樋口裕康氏』が開催予定です。

■開催日時:2015年11月8日(日) 14:00?16:00(クラス会は11/7のみの開催です。)
■場 所:西早稲田(理工)キャンパス57号館地下スタジオ
■申込不要・入場無料
■講 師:樋口裕康氏(象設計集団)
     ゲスト:みやしろ市民ガイドクラブ 手島瓦氏
         元宮代町役場 田沼繁雄氏



2015年 10月 11日
■'70 大阪万博のドローイング

原画展では、早稲田建築の原点でもあるドローイングの魅力を原画を通して楽しみます。
フライヤーの万博ドローイング、お問い合せを戴いています。
作品は、同期卒業の絵本作家 青山邦彦君の作品です。当日は数十点の作品を会場で展示予定です。

大阪万博画



2015年 10月 10日
■内藤多仲邸見学会の打合せ

2015年、内藤多仲邸が、DOCOMOMO Japan に選ばれました。
選定記念を兼ねた見学会を、早稲田建築合同クラス会実行委員会と稲門建築会事業委員会共同で行います。

見学会の打合せを内藤邸で行いました。
見学会のご案内をいただく山田先生、倉方先生にもご参加いただきました。
青図の図面などの他、当時の申請書や契約書等、貴重な史料も実見させていただきました。

内藤邸見学会打合せ

案内人の山田、倉方両先生に加えて、DOCOMOMO 選定に尽力された本橋助手の協力で、配布資料もしっかり充実です。ご期待ください。

docomono記事



2015年 09月 30日
■地下鉄世界を描く

原画展の打合せ、座二郎さんにはオリジナルのドーローイングを持参いただきました。展示方法や保護方法を検討しています。
この原画展は、稲門以外の方にもご覧戴けます。蛍光カラーを使用した印刷にはない原画の魅力に、ぜひ触れてください。

地下鉄漫画

クラフト紙に使用された蛍光画材、地下鉄世界で明滅する光源との親和性を感じるのは僕だけでしょうか。

座二郎



2015年 09月 30日
■建築学科のホームページもご覧下さい。

2015.09.30 UP
稲門建築会 合同クラス会 記念講演会・シンポジウムのご案内

建築学科での案内



2015年 09月 12日
■チケットと稲門理事会/職域幹事会

チケットとフライヤーの印刷があがってきました。
デザインは、たっぷりのコンテンツを判りやすくお伝え出来るように、4つの◎で整理しています。

チケットとフライヤー

チケットとフライヤーセット

この日は、稲門建築会の理事会と職域幹事会、内容や進捗の報告とチケット販売などのお願いをしています。職域幹事の方にはチケットの販売でご協力いただいています。 お願いに先立って、各会員数に応じて100をこえる袋詰めです。



2015年 04月 03日
■フライヤー入稿と倉方さん

倉方さん

講演会の企画について、今村君、山本君と一緒に、講演者の1人、倉方さんとお会いして来ました。 前後して、A4フライヤー入稿、内容の確認と印刷の手配をしています。

フライヤー入稿



2015年 03月 21日
■フライヤーと中川先生退官記念講演

ニュースレター形式で、進捗をお伝えしようと作成したフライヤー。
そもそも合同クラス会の、合同って?などや、幹事年が卒業した頃、講演会のテーマなどについて触れています。

フライヤー

フライヤー左上の平成のイラストは、青山君が例会の際にササッと描いてくれたものです。

この日は、中川武先生の退官記念講演が大隈講堂で行われ、集客もかねて同日に実行委員会を開催しました。

OBが使える会議室とのことから、大隈会館2階の会議室で開催、写真はイラストに盛り上がる元年卒。

幹事団

― 早稲田建築合同クラス会2015 実行委員会一同 ―