『今年の合同クラス会2011について』で説明した趣旨に添って、合同クラス会への関心を高め、稲門建築会を盛り上げていくためにインターネットの最新の技術でこんな会員交流ができて、これが意外と簡単で、しかもおもしろいし相手のことがよくわかって自分のこともよく伝えられる。これを皆様にお伝えするために、まず二つの仕掛けを考えました。

①会員情報ホームページの作成とSNSの活用

まず一つが会員間の情報を交換できるホームページ(http://waseda-kgc.com/)の作成です。このホームページでは、
会員の簡単な自己紹介を行って、旧知の仲でなくとも人となりをある程度知ることができるような情報を掲載しています。自分を紹介することで、稲門建築会内の知らない先輩や後輩からも声をかけられやすいし、業務的なつながりや東京と地方とのつながりもつきやすくなるのではないかという考えをもとにしています。
また、SNS(Social Network System)を使用することを決めてFacebook(FB)にグループページを立ち上げました。ホームページでは特に制約も設けずに、誰でも閲覧することができます。これは外に開こうという意図もあるのですが、やはり個人的な詳しい情報を無制限に掲載したくないという考えもあり、一つの選択肢としてSNSの代表格でもあるFBを使ってみようということになりました。FBは北アフリカのアラブ諸国での民主化運動で一躍有名になりましたが、もともとはハーバード大学の学生の間のコミュニケーションツールとして作成されたものです。これがいったいどのようなものなのか、見たことのない方々にも会場で体験していただければと考えています。
会場にはパソコン、プロジェクター、大型液晶モニタなどを用意して、出席者にご覧いただきます。

②地方支部との同時中継

もう一つの企画では次のようなことを予定しています。これも、プロジェクターや大型液晶モニタで会場に映し出します。

1) 地方支部で同時に支部会のようなイベントを開いてもらう。
2) 双方をインターネットで繋ぎ、相互に挨拶を交換する。
3) それをさらにインターネット上の動画放送である‘Ustream’で配信して、出席できなかった全国の会員に見てもらい、その会員たちからチャットでコメントをリアルタイムでもらう。(たぶん、放送している動画の脇にコメントがずらーっと流されます。)

Ustreamの視聴方法

つまり、早稲田で行われる合同クラス会と地方支部の会合に加えて、さらにどちらの会場にもいないけど、ネットワークを通して両方を見ている会員という三元を同時進行して、「同じ場所にいなくても、OB会に参加できるんだ!」ということを、懇親会場で体感していただく  これが企画内容です。合同クラス会パンフレットの「つながる稲門建築会」というのには、このような意味を込めています。
稲門建築会というのは同窓会です。同窓生というのは「早稲田大学」という空間を、時間を超えて共有した者の集まりです。今年度の合同クラス会においては、逆に空間を超えて時間を共有しようということです。